認知症VR体験会を終えて

きゃんばーすの井芹です。

昨日、きゃんばーす立ち上げ以来1番の大きなイベント認知症VR体験会が開催されました。

大雨警報が発令中にも関わらず、午前・午後の部を合わせて100名近い参加者が集まりました。

今回はその体験会で感じたことを簡単にまとめたいと思います。

私自身ネットやテレビ番組等でVRの存在は知っていましたが、VRに触れたのは今回が初めてでした。

VRの感想はというと正直こればかりは体験してみないとなんとも言えませんが、映像を見ているというよりは、リアルにその場で体験している感覚に近いです。

今回のVR体験会では大きく分けて以下の4つの体験をしました。


①空間認知障害の体験
②見当識障害の体験(若年性アルツハイマー型認知症患者の実体験に基づく)
③幻覚の体験(レビー小体型認知症の実体験に基づく)
④認知症宣告後の体験(実体験に基づく)

いずれも認知症患者様の実体験に基づく内容で、普段、認知症患者様が見ている世界を身を持って体験することが出来ました。

私は理学療法士として患者様の前に立つ際、いかにその人の「心」「身体」に近づくことが出来るかを大切にしております。

もしも神様が1つだけ私に能力を与えてくれるとすれば、優れた技術や、幅広い知識ではなく、迷いなく「その人になれる能力」を希望すると思います。(直す能力や幸せにする能力とか以外で)

苦しい時、痛い時、悲しい時、あらゆる場面に置いてその心をその方と共有できたとすれば、私に出来ることが一つ、二つと増えるような気がするからです。

話は逸れましたが、認知症の方が見ている世界を体験できるということはものすごく意味のあることだと思うわけです。

今回の体験をしているかどうかで認知症の方との関わり方、言葉かけの一つにしても変わってくるのではないかと思います。

さらに、今回の研修を通して認知症という病気の考え方自体が大きく変わったような気もしました。

実際の認知症患者のインタビュー動画を通して、あくまでも認知症はその方の一部分であり、認知症という病気を除いたそれ以外の部分に目を向けることこそが大切であると改めて考え直す機会になりました。

出来ないことではなく、その人だから出来ることをもっとポジティブな視点で見つけていくこと、そして「その人」をもっともっと知ろうとするが大切なんだと思いました。

人と関わる上で当たり前のことではありますが、そのような当たり前のことに改めて考えさせてもらえる大切な時間になりました。

今回100名近くの参加者集まりましたが、参加者の皆様にとっても学ぶことは多くあったのではないかと思います。

きゃんばーすの活動を通して一人でも多くの方々にこのような機会を提供していければと思います。

一人で出来ることには限界がありますが、同じ想いを持った人を一人二人と増やしていければ可能性は無限大に広がる信じております。

今後もきゃんばーすの活動を暖かく見守っていただければ幸いです。

次は10月13日(土)「みんなで支えあう街づくり」300名の参加者を予定しています。

最高のイベントになるよう残り約1ヶ月準備を進めて行きたいと思います。

10/13開催のイベントページはこちら

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